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それから一旦帰った須藤は車で迎えにきて、何も用意してない私に勝手にクローゼットから服を取り出してベッドに投げた
その服にさえ思い出は染み付いていて、
見れば色んな事が
「俺の行きたいとこでいいっすか〜」
「……どこも行きたくない」
「行きたくなくても着替えて」
「やだ…」
「じゃ脱がせまーす」
「はあ!?」
「ばんざーい。」
「やめてよバカ!」
「んじゃ車で待ってるんでなる早でよろしく」
「ちょっと…!!」
須藤が玄関を出て行けば、部屋はまた静かになって
あの時間が来るのが怖くなってヤケクソで着替えた。
「…………どこ行くの」
助手席に座れば、ドリンクホルダーに私の好きなジュースが入ってて、だけど飲む気はしない
「服」
「服?」
「俺も見たいし」
「ふぅん…」
いっその事もう全部買い替えたいくらいだけど
そんなお金はどこにもない。
だけどただ景色が流れていく時間は、心もどこかに
進んでいるみたいな気がして少しだけ落ち着いた
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南季(プロフ) - まきさん» まきさんありがとうございます…( ;∀;)!とても励みになります!須藤推し嬉しいです♪ もうしばらく続くので楽しんで行ってください♪ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 83dd2f72dd (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 須藤推しだったので空の街、噛みしめながら読んでます!大好きです! (2023年4月23日 15時) (レス) id: 9a3630dfde (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんお久しぶりですー!!ありがとうございます♪こちらは多分短編になると思いますが、またしばらくお付き合い下さい(*^^*)♪ (2023年3月31日 6時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 南季さん!♪お久しぶりですっ!!また作品を見られてとても嬉しいです!! (2023年3月31日 6時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆきまる。さん» ありがとうございます。そんな風に思ってもらえて私も嬉しいです。ゆきまる。さんのペースで、ゆっくりゆっくりいきましょう(*^^*) (2023年3月30日 22時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:南季 | 作成日時:2023年3月26日 21時