49話 ページ49
食堂
「…」
大きめのビーフがゴロゴロ泳いでいる
シチューは香り高く美味しい
野菜も大きいのに芯まで柔らかく
料理人の熱量が伝わってくる
os「あの感じやと、ゾムと仲良うなったん？」
「?!…ごほっごほっ…」
いきなり後ろから話しかけるのはダメだろ
平然と隣に座る彼
…ここに人たちはやたらと一緒に食べたがる
変なの
os「むせるとか人間みたいやね」
「…人間ですが」
os「あは、Aは《人形》に近いやん」
「…」
この人やっぱ苦手だ。
人が嫌がることしか言わないタイプ
ため息がまた漏れた。
上司じゃなかったら私このばをにげてた
os「んで？答えてや」
「…普通です」
os「ゾムだいぶ喜んでた」
「そうですか」
os「何話したん？」
「……」
os「あ、機嫌悪なった」
Aは、目の色を変えて俺を睨む
地雷を踏むな、不快だ。と言いたいんだろう
でもな
なんで俺に話してくれへんの？
「…オスマンさん」
「あの人には話したくても、この人には話したくない内容ってありますよね」
「そういうことです。それに、ホントなら彼にも話したくなかった」
os「……ふーん」
os「ま、ええわ。気を向かせるからそんとき話して」
食べかけだが席を離れようかと
立ち上がろうと思った時
後ろから強い衝撃が走った
kn「A、今日俺の運転しろ」
kn「オスマン、何話してんねん」
「…コネシマさん」
os「え？コネシマ、何言うてんの？」
kn「は？」
「…」
os「Aは、今日休みやん仕事」
kn「……は？」
os「せやろ？A」
「はいそうです」
os「ふふ、コネシマ固まっとる」
社畜の休みなぞ信じられないコネシマは、
目をマン丸くして意味の無い声を発した
我に返って直ぐにAに問い詰めるが
彼女の呆れた声は頷くばかり
残念、送って欲しかったよな
kn「ど、どこにos「コネちゃん」
kn「あ"？」
os「女の子のプライバシーに踏み入れたらあかんやろ？」
「…」
…
助けてくれた？
…気まぐれだ、きっと
kn「……気をつけて、行けよ。どこか知らんけど」
「ありがとうございます」
kn「…」
───
ゾム
訓令兵の頃出会ったAの親友のつもり
大好きだから、Aのためなら何でもする
あやゆる好き嫌いが多い
好きな人には、執着しがち
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
