43話《翡翠の耽溺》 ページ43
図書館
「……」
それらしい本の大半は、
目を通してしまった。今度はノートを見返しながら
復習しようか
効いているとは、思えないが
?「お疲れ様です」
「ッ!!」
声に心臓がどくっと強くうちつけ
鳥肌が波打つ
目を向けた先には、
em「そ、そんな驚かんでも…集中してたんですね…」
「…」
em「あ、これ。ラテアートです、女性はこういうのが好きって書いてあったからしましたけど…」
「…、あ、りがとう、ございます…」
赤いカップの中には、猫の絵が
かかれてあった。キメ細かい泡が動物に
変化するなんて
いや、それより、どうして?
em「…あのですねぇ…」
「え、あ、みて、た…んですか」
em「はい…この部屋に来る人って早々おらんし気になってもうて」
「…」
しまった。やらかした
この部屋なら誰も来ないと見越していたのに
視線にも気づけなかったのか、このばか
項垂れている私に、彼は話を続ける
必死に声を作っているように聞こえて、
気分が良くない
em「あぁ、でも、ほかの人には言ってませんよ!」
em「図書館来てくれる人もおらんから嬉しいかったし、」
em「何でそんな本ばっか読むのか気にはなるけどね」
「…」
彼もオスマンさんと同様に見透かしているのだろうか
警戒心が私と彼を遠ざける
冷や汗が机にしみた
em「…」
私、エーミール。
ただいま問題が発生しています
ただ交友を深めようと思っただけなのに
彼女にかなり警戒心を持たれてしまいました…
猫のあの威嚇されてる…
ラテアート作っただけやん…
em「そんな警戒心があるから、人に嫌われるとかなるんちゃいます?…もぅ…」
「……」
em「…」
あ、れ、
Aさん動きが止まった。
え、あかんこと言うてもうた?!
em「あの、すみません、」
「…警戒心を見せなければ、嫌われないんですか」
em「エ…?」
一瞬のすきに彼女は、ノートに殴るように
同じ言葉を書き連ねていた。よくみれば
頁は半分より後ろにあり、そこまですべて
埋めてあるのだろう
em「…まぁ、そうなんやと思うで、?」
「…」
本にも書いていたかもしれないが
読み取れなかった
彼に聞けば、もっと分かるのだろうか
いや、…彼に嫌われて同じ結末もある
em「…も、もももしよかったら」
em「嫌われない方法とか、話し方とか教えましょうか?」
em「俺も、一応そういうの調べてんねん…」
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年2月18日 19時