40話 ページ40
シャオロンさんの任務は、ゾムさんが
代わりに遂行した。
妨害してきたのはc国なのが判明し、
今現在はそれを捕虜として我々国の
厳重な地下牢で、事情聴取をしている
───
夜中
「……うぅ""ｯ……」
「ｯあ""ｯ!!……はぁ…」
今日の記憶は、××だと断定される前の
光景がながれてきた。軽蔑する眼差しで
幹部用の廊下から弾きだそうとする、彼ら
明日も、今日も、図書館に行かなくては
《目的が達成できない》
《あの人に、なり代われない》
「わたしは、《あの人》にならなきゃ…」
コンコン
規則正しいノックが部屋を蹂躙する
月も眠りかけてきたこんな時間に
ノックする人間なんていないはずなのに
「……」
…敵か？
生唾を飲み込み、凍った背筋を無理やり
曲げて扉に張り付く。
呼吸音や気配から察するに1人
少し焦っているのは、…地下牢のやつだから？
反対の手でナイフを持ちながら、慎重に
出迎えた。
扉と壁に数センチの空間ができた
相手の顔がみえる
このタイミングを逃さずに、捕まえ
「あ、……シャオロン、さん？」
sha「A、さっき、一瞬叫んだ？？」
sha「俺な、寝れんくてそこらへんを
ウロウロしててん」
sha「そしたら、Aみたいな声が叫んで
Aちゃうかったら申し訳ないんやけど」
sha「てか、顔色悪いやん…医務室いこ、？」
「私は、大丈夫です。シャオロンさんは、
お怪我は大丈夫なのですか」
彼の手はま白く巻かれていた。
生でみた切り傷や内出血は相当
酷かったはず
sha「寝たらある程度治った」
「自然治癒力が強いのですね」
sha「A、…こないだのお礼まだ出来てへんかったよな」
シャオロンさんは、唐突にそれを言い出し
私の手を握った。反動で落ちたナイフを、
部屋の隅に蹴りとばしながら
流れてくるであろう記憶に身構えていると
「ｯ…」
流れてこな、い
なんで、？
sha「俺、お前のこと今まで冷たいヤツやと思ってた」
sha「やけど、お前さ。優しいねんな」
sha「あんな俺より苦しそうな顔して、助けてくれて」
「…」
実際に苦しかったからなのに
貴方に同情して、心配してなど
心優しい人間じゃない
《目的を果たすために》そう演じてるだけ
なんで気づかないんだろう
sha「…今度は、俺がAを助ける番や」
「私は大丈夫です」
sha「A、」
俺、寝かせるの上手いねん
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
