12話 ページ12
kn「…なら、これでええわ」
「?」
取り出したのは、真っ白なハンカチ
私に無理やりそれを持たせ、己の頭に
被せた。
kn「理由は知らんが、触りたくないんやろ」
kn「それならいけるんちゃう」
「…そうですね。」
流れてくるがまだ大丈夫だ。
彼が満足するまでひとしきり撫でたあと
ノートに書かれていたことを実行する
「…ありがとうございます。」
kn「…お前が、礼とか珍しいやん」
kn「…ならそれをはよなおせ」
kn「んじゃ」
「……はぁ、」
終わった。何故彼は私に毎度こうさせるのか
ハンカチよりも私よりもいい女性がいるでしょ
それより、仕事しないと。中断された
───
kn「…撫でて欲しかったんやけどな」
Aの目は、近づいたら治るもんやない
何か何かがあったんや。
それを見つけて、俺が殺す
kn「…俺のもんなのに」
───
食堂
「…」
誰もいないことを確認して、
厨房で急いでご飯を作る。
と言っても、鶏肉を茹でるだけだけど
「…」
私の体に必要な、糖質、タンパク質量、脂質をすべて取り込む。
調理は余計なものが入るから生で
糖質は砂糖か米。脂質はあぶら
タンパク質は鶏肉
残りの栄養素はサプリ。
これでいいんだ
味なんてどうでもいい。
栄養さえ、はいれば。
「…」
冷蔵庫にあった、眠っているオムライス
あれは誰が食べるんだろうか。
誰が、作ったんだろうか
───
図書館
em「わわ……今日もいらっしゃる…」
幹部の就労時刻を過ぎてから彼女は来る
広いスペースなのに隅っこで1人。
今日の本は…
em「…」
嫌われない方法2、信用される方法
上手な嘘の付き方、会話の成り立ち…
em「…何をそんなに悩んでるんでしょうか」
彼女の真剣な眼差しは嘘ではない。
ただ、何故そんなものを?
今まであんなにいらないと言っていた
貴方が何故欲しがるのでしょうか
em「…でも、勉強熱心なんやなぁ」
ウチの幹部でそういうのあんまりおらんから
なんか嬉しいわ
em「今度、あの人が好きそうな本を集めときましょうね」
誰からも嫌われてないのに、無意味な知識
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年2月18日 19時